電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン
Online ISSN : 2186-0661
ISSN-L : 1881-9567
解説論文
OAMモード多重による大容量無線伝送技術
平部 正司善久 竜滋宮元 裕章生田 耕嗣佐々木 英作
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2019 年 13 巻 3 号 p. 195-204

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抄録

5G やBeyond 5G に向けて基地局の大容量化が進み,バックホール,及びフロントホールの大容量化の要求が高まっている.近年,無線通信の大容量化技術としてOAM(Orbital Angular Momentum)モード多重無線伝送が注目されている.本稿ではOAM モード多重無線伝送をミリ波に適用することによりスモールセルのバックホール,フロントホールに向けた100Gbit/s クラスの無線伝送が可能であることを示す.OAM モード多重無線伝送技術について解説し,筆者らが行ったOAM モード多重無線伝送実験結果について解説する.筆者らは等間隔円形素子配置アレーアンテナ(UCA:Universal Circular Array)とDBF(Digital Beam-Forming)技術で構成したOAM モード多重無線伝送実験装置によりE-BAND で屋外伝送実験を行い,8OAM モード多重と偏波多重により256QAM で16 多重の伝送を達成した.

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© 2019 一般社団法人 電子情報通信学会
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