電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン
Online ISSN : 2186-0661
ISSN-L : 1881-9567
解説論文
大容量通信を実現する,宇宙光通信の研究開発動向
荒木 智宏
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 13 巻 3 号 p. 205-215

詳細
抄録

長い助走期間を終えて,宇宙での光通信はようやく実用段階に到達した.本論文では,まず宇宙光通信のれい明期からの歴史について概説する.次に,世界の宇宙光通信の研究開発動向について距離別に分類し述べる.更に,宇宙光通信を実現するための技術及び課題を,主に大容量通信技術の観点から紹介する.その中で,特に送受信技術については,IoT 時代を支える大容量通信技術である光ファイバ通信システム・デバイス技術の成果を活用していることを,国際標準化の動向とともに紹介する.

著者関連情報
© 2019 一般社団法人 電子情報通信学会
前の記事 次の記事
feedback
Top