抄録
近年のIoT デバイス普及に伴い,センシングデータ等の送受信の無線化が進んでいる.一方で電源配線は残るため,配線が困難な箇所( 動く場所・狭い場所・高所等) への設置が難しい.電池を用いることで配置の制約は解消されるものの,ある程度( 平均1 mW 超) の消費電力では電池交換が必要となり,多額の交換コストが発生してしまう.解決手段として,マイクロ波により数m 先のセンサ等デバイスに電力を届けるマイクロ波電力伝送技術が注目を集めている.本論文では数〜 10 m 程度のエリアに対し最大数百mW 程度の電力を送電可能な5.7 GHz 帯を用いたマイクロ波給電システムの紹介を行う