八幡製鉄株式会社東京研究所
1968 年 17 巻 3 号 p. 301-306
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塗装鋼板の表面処理層の材質分析を赤外吸収スペクトル法で行なうとき, 透過法では試料調製が困難であり, また赤外全反射吸収スペクトル法 (以下, ATR法と略記) でも測定困難な場合がある.本報ではATR法で測定困難な理由が表面処理層の膜厚にあることを確かめ, 測定可能な層の膜厚下限について考察した.その結果, 塗装鋼板の塗装部の膜厚が10~20μでは一般に感度不足で測定困難であり, 20μ程度の膜厚が必要であることがわかった.
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