分析化学
Print ISSN : 0525-1931
脂肪酸アルカノールアミド型非イオン界面活性剤のガスクロマトグラフィー
岡 恒小島 次雄
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1976 年 25 巻 11 号 p. 757-760

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抄録

脂肪酸アルカノールアミド型非イオン界面活性剤を直接揮発性のトリメチルシリル誘導体として分離し,更に分析を容易にするため加水分解によってアミド結合を切断し,生成したアミン及び脂肪酸をトリメチルシリル誘導体に変えて分析する方法について検討した.カラムは2% OV-1/Chromosorb W 1m×3mmを使用し,昇温ガスクロマトグラフィーを行い,クロマトグラムを解析することによって,もとの脂肪酸アルカノールァミド型非イオン界面活性剤の疎水性基の鎮長の分布及び親水性基のタイプを容易に知ることができた.

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© The Japan Society for Analytical Chemistry
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