京都大学理学部化学教室
1955 年 4 巻 1 号 p. 14-16
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前報にて,微量トリウムの濃縮,および妨害諸イオンの除去操作に,水酸化物としてAlと共沈させ,更に蓚酸塩としてCdと共沈法を利用し,比色試薬"Thorone"を用いμg量の微量トリウムの比色定量法を報告した.本報にて,分離濃縮操作として硝酸トリウムをシクロヘキサノンにて抽出する方法をとり,新比色試薬として,ο-arsonophenylazo-chromothropic acidを合成し,分析操作の簡便化と,定量感度および精度に満足すべき結果を得たので,報告する.
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