大阪大学理学部化学教
1960 年 9 巻 12 号 p. 1072-1079
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有機分析試薬と金属イオンとから生ずる錯化合物には構造のよくわかっていないものが非常に多い.しかし,有機試薬錯体の構造に関する知識は,安定度定数などのデータとともに,錯体生成を利用するすべての分析法においてきわめて重要な基礎資料であることはいうまでもないことである.以下には,現在までにいくらかでも構造のわかった例をいくつか挙げて説明するとともに,今後是非とも解明されなければならないと思われる問題点をも加えて,簡単に紹介しよう.
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