東京大学数物連携宇宙研究機構
2009 年 64 巻 12 号 p. 937-941
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
宇宙の暗黒エネルギーはきわめて小さいがゼロではない.このことは,全ての物事が究極的には対称性と決定論で理解できるという夢に疑念を投げかけている.また,ニュートリノ振動における大角度混合は,素粒子の「世代」というものの捉え方について再考を迫っている.これらをヒントとして大切に手繰っていくとき,どのような描像にたどり着くだろうか?本稿ではそのような理論の挑戦の一端を紹介したい.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら