京都大学理学研究科
2010 年 65 巻 1 号 p. 17-21
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最近Kerr/CFT対応と呼ばれるゼロ温度4次元回転ブラックホールと共形場理論の間の双対性が提唱された.この対応を用いることで我々の宇宙に存在すると思われる回転ブラックホールのエントロピーが共形場理論の微視的状態数として理解できる.本稿ではこのKerr/CFT対応を解説した後,より一般のゼロ温度ブラックホールに対しても同様に対応する共形場理論が存在するという最近の発展を紹介する.
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