日本物理学会誌
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原子炉によるニュートリノ混合角θ_<13>の測定 (解説)
川崎 健夫石塚 正基古田 久敬松原 綱之
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2013 年 68 巻 7 号 p. 450-458

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抄録

ニュートリノ振動は,素粒子物理学において近年最もホットなトピックスの1つである.このニュートリノ振動に関する重要なパラメータである混合角θ_<13>の測定結果が,2011年から2012年にかけて複数の実験グループによって次々と発表された.このθ_<13>は理論・実験の双方に対して,今後の研究の方向に大きな影響を与える重要なパラメータでありながら,長年測定に成功していなかった.有限値が得られたことにより,素粒子物理学における重要なマイルストーンが達成されたといえる.本稿では,このθ_<13>を測定した実験,特に原子炉を用いたニュートリノ振動実験について紹介する.

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© 2013 一般社団法人 日本物理学会
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