著者所属:東京大学物性研究所
1976 年 31 巻 2 号 p. 101-116
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40年余り続いて来た金属強磁性の難問にも一つの突破口が開かれたようである. それはスピンのゆらぎの理論の最近の発展によっている. 自己無撞着くりこみ理論は従来の静的動的ハートレー・フォック近似の困難に一つの解決の道を与えたと考えられる. ここで主題とする弱い強磁性, 反強磁性金属は局在モーメント・モデルの成立つ場合と逆の極限であり, 強磁性金属の一つの典型として重要な意味を持っている.
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