日本物理学会誌
Online ISSN : 2423-8872
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衝撃超高圧下の相転移機構
庄野 安彦
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1985 年 40 巻 5 号 p. 341-350

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抄録
ns 程度の早い立ち上がりを持ち, 固体の弾性限界を越えた圧力パルスを与える衝撃圧縮法により, 百万気圧 (100 GPa) を越える超高圧状態を発生させることができる. 圧力の継続時間は μs 程度の短時間ながら様々な物質で相転移や化学反応が起こることが確かめられている. このような物質の状態変化をもたらす微視的な機構を, 反応速度と生成相の安定性という二つの因子の組み合わせにより整理することを試みた.
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© 社団法人 日本物理学会
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