著者所属:広島大学理学部物性教室
1989 年 44 巻 11 号 p. 823-829
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私は熱雷能の測定を十年近く行っている. Ce化合物の近藤現象, スピンの揺らぎなどの新しい問題に対して, 熱電能の測定は, 古い研究手段だがユニークで, なかなか有効だと思った. 古い所にもこんな興味深い物理がある. しかし, やっぱり何だか頼りない量だと思ったりもした. この間, 熱電能を相手に楽しんできたと言うのが実感である. このことをまとめて見た. 楽しんで読んで頂くには, 書き手自身が楽しんでいることが何より重要ではなかろうか. 難しい式は引用していないので, 寛いで読んで頂きたい.
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