著者所属:高エネルギー物理学研究所 国立天文台
1990 年 45 巻 1 号 p. 2-9
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天文学は可視光による観測で始まったが, 今では電波からγ線に至るまでのほとんどの波長域の電磁波で日夜観測がなされている. 一方電磁波以外では1987年に大マゼラン星雲に出現した超新星SN1987Aからのニュートリノが神岡鉱山等にある水チェレンコフ検出器で観測されて, ニュートリノ天文学が産声をあげた. ここで残されている重要な対象が重力波を通してみる宇宙の姿である. 天文学の最後の未開拓地=フロンティアである重力波天文学の現状を紹介する.
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