日本物理学会誌
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弱電磁量子効果とそれによるTop/Higgs探し
日置 善郎
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1991 年 46 巻 10 号 p. 843-849

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抄録

現在, 素粒子論の分野では, 量子効果 (幅射補正) も含めた弱電磁相互作用の精細な分析が進んでいる. そこでは, SLAC, CERN や FNAL の高エネルギー加速器において高い精度で測定されたZボソンやWボソンの質量・崩壊幅などが重要な役割を果たしている. その結果, 弱電磁標準理論の精密検証が可能になったばかりでなく, トップクォークやヒッグス・ボソンという未発見の粒子についても, この標準理論の枠内という制限付きながら, その質量がある程度まで予測できるようになってきた. このような研究の現状についてまとめてみる

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