著者所属:ポールシェラー研究所:筑波大学物質工学系 チューリッヒ工科大学:東京大学物性研究所
1993 年 48 巻 9 号 p. 704-712
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セリウム,アクチノイドの金属化合物で強い電子相関によって生じる重い電子系は,固体物理の中心課題の一つです.重い準粒子を舞台に磁性,超伝導,励起ギャップの出現など実に多様な現象が繰り広げられています.最近,重い電子系の基礎的モデルである近藤格子について,1次元の基底状態相図が明らかになりました.1次元とはいえ,既に個性豊かな種々相が登場し,重い電子系の多様性を垣間見ることが出来ます.
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