著者所属:東北大学理学部物理教室 茨城大学物理学部物理教室 京都大学理学部物理第一教室 東京工業大学理学部物理教室
1994 年 49 巻 1 号 p. 18-25
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最近の物理学のフロンティアの拡大に伴い,従来は思いもかけなかったようなものまで物理学の対象となり得る.粉体もそうしたものの一つであり,工学で扱われる場合と異なった観点から眺めてみると新しい物理が見えてくる.本稿では粉体が興味深い挙動を示す(1)砂丘のパターンとその動力学,(2)粉体流動層における非線形波動,(3)粉体振動層の対流と乱流に簡単な解説を加え,風紋の発生,ソリトンの出現等の粉体の持つ多彩な側面を紹介する.
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