著者所属:岡山大学理学部物理学科 岡山大学理学部物理学科 岡山大学理学部物理学科
1998 年 53 巻 8 号 p. 611-615
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第2種超伝導体での渦糸のまわりには束縛された準粒子状態が存在する. 超伝導ギャップやFermi面構造に異方性がある場合にはその異方性を反映して, 渦糸のまわりの準粒子局所状態密度は特定の角度方向に足の伸びた形の空間分布となる. その特徴について準古典理論での計算結果をもとに紹介する. この空間分布の特徴は走査型トンネル顕微鏡により直接観測が可能と考えられ, 渦糸の電子構造の情報を得る有効な手段になるといえる.
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