著者所属:中央大学理工学部物理学教室
2000 年 55 巻 4 号 p. 276-280
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自己組織化臨界現象を示す基本モデルとして有名なBak,Tang,Wiesnfe1d(BTW)の砂山モデルが可解であることが分かってきた.このモデルのなだれプロセスが可換であるという発見により,解析の手段が与えられたのである.Dhar理論の簡単な紹介の後で,計算機シミュレーション結果が示唆するKadanoffらとGhaffariらの予想を取り上げる.厳密解を計算することによりこの2つの予想が正しいことを証明する.
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