著者所属：東北大学金属材料研究所
2000 年 55 巻 8 号 p. 603-607
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大きな異方性を示す高温超伝導体では,単結晶試料でもジョセフソン効果が観測される.また,ジョセフソンプラズマ振動も超伝導ギャップ内に存在する安定なバルクモードとして観測される.このような高温超伝導体のジョセフソンプラズマは,超伝導トンネル接合刻モデルの電磁場を量子化することにより定式化できる.本稿では,phasonゲージを用いた量子化法で構築した,高温超伝導体固有ジョセフソン接合列のプラズマ振動の量子論を解説する.
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