著者所属:北海道大学大学院理学研究科
2003 年 58 巻 11 号 p. 809-815
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現在素粒子論分野では,超弦理論の研究が盛んに行われている.この理論は,重力を含む力と粒子のすべての統一理論として期待されている.そこではまた,重力効果が入った物理量が厳密に解ける.またそのことが,重力が弱い極限をとることにより,非可換ゲージ理論などの量子論的厳密解の求め方に対して思いがけないアプローチを生んだ.本稿では超弦理論の解説とともに,超弦理論と非可換ゲージ理論についての厳密解をめぐる最近の発展について報告する.
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