著者所属:高エネルギー加速器研究機構
2003 年 58 巻 5 号 p. 314-322
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ニュートリノが産声を上げて70年,その研究は,弱相互作用の確立,電弱統一理論の確立等素粒子物理学の構築に大きな貢献をしてきた.近年,ニュートリノ研究は,ニュートリノの基本特性である質量や世代間の混合に焦点を当て,大きな成果が得られてきた.本稿は,特にブレークスルーとなった実験を紹介して研究の道筋をたどるとともに,今後進むべき研究に関して私見を述べ,小柴先生のノーベル賞受賞のお祝いとしたい.
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