著者所属:国立天文台理論天文学研究系
2003 年 58 巻 6 号 p. 398-405
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1999年に打ち上げられたアメリカのX線天文衛星チャンドラは,1秒以下というX線領域では今までにない高角度分解能を達成し,さまざまな種類の天体の観測で成果を上げているが,宇宙で最大の天体である銀河団についても複雑な構造を次々と明らかにしている.本記事ではチャンドラによって観測された銀河団内部の巨大な塊の運動,電波銀河と銀河団ガスの激しい相互作用,クーリングフロー,さらには粒子加速について述べ,関連する銀河団の研究について紹介する.
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