抄録
千葉県で栽培されている食用ナバナ(Brassica rapa var. nippooleifera)において,品種と播種期が収量・収穫期間等に及ぼす影響を明らかにするため,9月上旬,9月中旬,10月上旬播種について検討した。
食用ナバナの栽培では,多収を目指す時期が11月の場合は「春華」の9月上旬播種,12月では「花かんざし」の9月上旬播種,3月では「花まつり」及び「華の舞」の播種が適した。
収穫期間については,播種期が遅くなると収穫終了時期も遅くなったが,その程度は品種によって異なった。
側花蕾の平均重量は収穫が進むにつれて軽くなり,全収穫期間を通しての平均重量は「栄華」,「花飾り」,「華の舞」,「花かんざし」で重かった。
小花蕾が小さく揃うのは「華の舞」,「花飾り」,「花まつり」であり,調製時に取る小花蕾の数が少ないのは「華の舞」,「花まつり」,「栄華」であった。
葉色は,「春山」,「華の舞」,「花かんざし」で濃く,側花蕾のA品率は,「花飾り」,「花かんざし」,「春山」で高かった。