抄録
千葉県北部に位置する利根川堤防法面の雑草地3か所において,2008年と2009年の5月から10月に,雑草地の除草の回数及び時期,出穂の有無や枯死などの雑草の状態と雑草地における斑点米カメムシ類の発生消長を調査し,以下のことを明らかにした。
アカスジカスミカメ及びアカヒゲホソミドリカスミカメが優占していたが,アカヒゲホソミドリカスミカメのみが優占している調査地もあった。
夏季の除草は,カスミカメムシ類の密度を低減する効果があると考えられた。しかし,イタリアンライグラスの草勢が旺盛な時期の除草はその後新たな出穂を促進し,次世代の密度を増加させるため,複数回の除草を適期に行なう必要があると考えられた。