千葉県農林総合研究センター研究報告
Online ISSN : 2185-1808
Print ISSN : 1883-5295
大粒で良品質・良食味の水稲糯新品種「ふさのもち」の育成
長島 正林 玲子西川 康之斎藤 幸一和田 潔志小山 豊渡部 富男
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2012 年 2012 巻 4 号 p. 79-92

詳細
抄録
耐倒伏性,耐冷性及びいもち病抵抗性が強く,穂発芽しにくいなど栽培特性に優れ,大粒で玄米の外観品質,食味のよい糯品種を育成するため,1994年に「ココノエモチ」を交配母本に「白山もち」を交配父本として交雑を行った.この組合せの後代から「ふさのもち」を育成した.2010年に品種登録された「ふさのもち」の特性は以下のとおりである.1.「ツキミモチ」より出穂期は3日程度,成熟期は4日程度早い中生の糯品種である.2.稈長は「ツキミモチ」より短く,耐倒伏性は強い.3.いもち病圃場抵抗性は葉いもち,穂いもちとも“極強”,穂発芽性は“やや難”で,耐冷性は強い.4.玄米は大きく外観品質は良好で,収量性は高い.もちは色が良好で,良食味である.5.ふ先色は出穂後は淡赤色で成熟期は赤褐色,成熟期の穎色は茶色である.
著者関連情報
© 2012 千葉県農林総合研究センター
前の記事 次の記事
feedback
Top