抄録
消費者アンケート,グループインタビュー,量販店等アンケートの分析によって県内で作付が増加している粘質系のサツマイモ新品種「べにはるか」の販売戦略を検討した.1.サツマイモの粘質系品種に対する嗜好は,粉質系品種に対する嗜好よりも相対的に存在程度は低いが,オーダーとして極めて低いわけではない.2.「べにはるか」が粘質系品種カテゴリー内の「安納芋」と差別化を図るためには,「値頃感」,「料理に使いやすい」等の特性を訴求することが有効である.3.消費者はサツマイモに関して,店舗における品揃えの拡大や調理提案を求めているので,これらに対応した販促活動が必要である.4.「べにはるか」産地間の競争激化に対応するためには品質管理体制の確立や産地等の連携体制が重要である.