千葉県農林総合研究センター研究報告
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水稲糯品種「ふさのもち」の早期収穫と玄米外観品質の安定を図る栽培法の確立
太田 和也西川 康之鶴岡 康夫
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2017 年 2017 巻 9 号 p. 21-30

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抄録
水稲糯品種「ふさのもち」を早期に収穫し,また,良好な玄米外観品質を持つ品種特性を発揮するための栽培法を明らかにした. 1. 移植時期を10日前進することにより出穂期は3日前進した.これにより, 4月上旬に移植することで出穂期が7月16日前後となった.ただし,年次によっては移植直後に低温の影響を受け,生育が一時的に停滞した. 2. 出穂期の前進を成熟期の前進に反映するためには,適正な㎡当たり籾数を30,000粒以下とし,登熟期間を36日以内とする必要があった.4月上旬に移植した場合の成熟期は8月20日頃となり,「コシヒカリ」との成熟期の重複を避けることが可能であった. 3. 「ふさのもち」は玄米千粒重が大きく,粒厚1.8mmの選別基準では精玄米中に未熟粒が混入することから,玄米外観品質を向上するためには粒厚2.0mmで選別する必要があった. 4. 壌土の場合,基肥窒素施用量を4kg/10aとし,幼穂形成期の生育により穂肥施用時期を調整することで,㎡当たり籾数は30,000粒以下となり,粒厚2.0mmで選別しても600~660kg/10aの収量が得られた.
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© 2017 千葉県農林総合研究センター
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