日本口腔内科学会雑誌
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症例報告
下顎に転移をきたした悪性胸膜中皮腫の一例
高橋 康輔鈴木 雄祐田島 麻衣河崎 大樹能勢 十詩子服部 俊夫矢野 照雄亀井 和利
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2025 年 31 巻 2 号 p. 43-49

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抄録
悪性胸膜中皮腫は胸膜中皮細胞由来の極めて予後不良な腫瘍で,口腔内転移は極めて稀である。83歳男性が右下顎歯肉の腫瘤を主訴に受診し,生検で上皮型悪性胸膜中皮腫の下顎転移と診断された。ニボルマブ・イピリムマブ併用療法開始後,約1か月で腫瘍はほぼ消失し,原発巣も著効を示した。治療開始から18か月経過し再発を認めず外来通院中である。本邦における悪性胸膜中皮腫口腔転移巣に対するニボルマブ・イピリムマブ併用療法の著効例の報告はこれまでになく,若干の文献的考察を加えて報告する。
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