抄録
千葉県のヤマトイモ産地の21圃場を対象に,2014年から2016年にヤマトイモを3連作した圃場を「連作」,3年間のうちに1作以上休耕した圃場を「休耕導入」,3年間のうちに1作以上ヤマトイモ以外の作物を栽培した圃場を「輪作」と作付け体系ごとに分類し,土壌の貫入抵抗値及び化学性の特徴を明らかにした.1.土壌の貫入抵抗値の作付け体系による相違は判然としなかったが,全地点の平均値は深さ30cmが6.7kgf/cm2,深さ40cmが8.6kgf/cm2であり,ヤマトイモの形状が良好に肥大すると考えられる値より高かった.2.連作では,土壌の可給態窒素含量,可給態リン酸含量,交換性石灰及び苦土含量が低かった.この原因としては毎作実施される土壌消毒及び深耕と,有機質資材,石灰及び苦土施用の不足が考えられた.