大阪市立大学医学部病理 大阪市立大学電子顕微鏡研究室
1956 年 47 巻 3-4 号 p. 526-527
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1. 電子顕微鏡的には, 腹水肝癌細胞と, 普通の臓器細胞の構造とは, 遊離面の突起以外, 余り, 変化なし。また, 細胞間には, 固有の線維成分を認めない。2. 隣接する突起は, 両細胞間にある小線維とも考えられるが, これと, 嗜銀性線維との関係は, なお, 将来の研究を要する。3. この突起は, 原形質の一部の空胞化にともない, その周縁の残存細胞質と, 原形質膜および, 空胞の限界膜の隣接によって, 形成されたものと思われる。
Japanese Journal of Cancer Research GANN
GANN Japanese Journal of Cancer Research
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