Print ISSN : 0016-450X
日本における癌の疫学的研究
厚生科学研究癌疫学研究班の報告
瀬木 三雄福島 一郎藤咲 暹栗原 登斉藤 俊二浅野 一雄鴨井 光夫
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1957 年 48 巻 suppl 号 p. 1-63

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抄録

本文は1953年から1955年に至る間, 厚生科学研究癌疫学研究班において行った癌の疫学的研究のうち, 東北大学公衆衛生学教室において調査, 製表, 解析を担当した分の報告である。
この調査は次の3つの部分から成る。
1) 1948~1952年の5年間において, 43大学病院及び癌研究会附属病院, 国立東京第一病院に入院した癌患者の性別, 年令別, 部位別統計。
2) 45大学病院及び癌研究会附属病院における子宮 (1,959例), 乳房 (647例), 胃 (2,475例), 肝臓 (181例), 胆路 (58例), 肺 (207例), 食道 (86例), 前立腺 (69例) の各癌患者についての疫学的研究。(但し, 本報告においては子宮, 乳房, 胃, 肺の癌患者の分のみ掲載)。
3) 上記病院に入院した胃癌及び子宮癌の患者についての医療調査。(本報告においてはこの分を掲載しない)。

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