広島大学大学院医歯薬保健学研究院脳神経内科学
2017 年 28 巻 2 号 p. 337-339
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神経変性疾患における脳血流の評価は,その病態をさぐる意味で重要である.変性疾患のうち,脊髄小脳失調症6型とアルツハイマー病をとりあげて脳血流との関係を呈示する.脊髄小脳失調症6型と遺伝子診断で確定した患者において,小脳虫部・半球で脳血流は低下し,その程度は罹病期間と負の相関を示した.中大脳動脈虚血再灌流モデルにおいて3-repeat, 4-repeat両方のタウがリン酸化・切断による修飾を受け,アルツハイマー病での変化と類似していた.
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