Chem-Bio Informatics Journal
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酵母DNAマイクロアレイを用いた、重金属で誘導される遺伝子発現の比較
1)カドミウムと水銀
百瀬 祐子北河 恵美子岩橋 均
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2001 年 1 巻 1 号 p. 41-50

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抄録

酵母のほぼ全遺伝子5880個のORFを含むDNAマイクロアレイ(ORF 5880)を用いてカドミウムと水銀で誘導される遺伝子発現の比較を行った。どちらの金属もHSP104によるストレス誘導プロモーターアッセイで最高の値をとる濃度、カドミウム0.3mM、水銀0.7mMで30℃2時間処理後のmRNAを用いた。カドミウムは水銀と比べて多くの遺伝子を高い割合で誘導していた。水銀とカドミウムに共通に誘導される遺伝子は22個あった。カドミウムと水銀2つの金属による遺伝子誘導発現のパターンにはいくつかの相違があり、それを基に今後新たな化学物資毒物評価システムにマイクロアレイが用いられる可能性が示唆された。

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2001 Chem-Bio Informatics Society
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