環境情報科学論文集
Vol.16(第16回環境研究発表会)
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紀伊田辺における降水およびアカマツの樹幹流中の溶存化学成分
苗村 晶彦花光 重一郎中根 周歩
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キーワード: 降水, アカマツ, 樹幹流, N/S比
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p. 36

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抄録
和歌山県紀伊田辺における降水およびアカマツ(Pinus densiflora)の樹幹流中の溶存化学成分について調べた。降水の加重平均pHは山間部で4.52、沿岸部で4.59となり全国平均より若干酸性であった。降水のN/S比では山間部で0.29、沿岸部で0.17であり人為的なNO3-の寄与は非常に小さかった。樹幹流では山間部でH+が多く酸性度が高いのに対し、沿岸部では塩基成分の中和によってH+の吸着が見られた。
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© {2002}(社)環境情報科学センター
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