環境情報科学論文集
Vol.20(第20回環境研究発表会)
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住宅地内に近接する裸地・芝生地の熱環境評価
鳴海 大典吉田 篤正鍋島 美奈子竹林 英樹
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p. 1-6

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抄録

本論文では、典型的な住宅地内に位置する裸地面及び芝生面において、各種熟環境要素の現地観測調査を行った。夜間には芝生面で周辺住宅地と比較して0.3から0.5℃程度気温が低いクールスポットを形成し、その影響は半径約100mまで及んでいることが確認された。地表面温度に関しては、昼夜を通して裸地面と比較して芝生面の方が低い値を示した。但し、本対象地における芝生面においては、公園内の樹木や公園に隣接する高層建物の影響を受けて熱が拡散し難い状況となっていたことから、地域の熱環境を改善するためには地表面被覆への対策は当然のことながら、風通しにも充分注意する必要があることが示唆された。

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© {2006}(社)環境情報科学センター
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