環境情報科学論文集
Vol.21(第21回環境情報科学学術研究論文発表会)
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利用実態から見た至仏山保全のための利用対策上の課題
一場 博幸栗原 雅博下嶋 聖中島 敏博古谷 勝則加藤 峰夫
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p. 135-140

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抄録
近年,登山道の荒廃や植生地の踏みつけ,し尿の散乱が山岳性自然公園の問題になっている。本研究では,尾瀬国立公園の至仏山をケース・スタディにして,利用者タイプ,利用行動パターン,至仏山の保全・利用意識について調べた。これによって至仏山利用実態の全体像が明らかになった。さらに,保全のための利用対策上の課題として,インフォメーション機能の強化策の検討,登山道や利用施設の総合的な検討,利用調整(例えば団体の小分割化)や自然ガイドの積極的活用の検討が必要であることが明らかになった。
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© {2007}(社)環境情報科学センター
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