抄録
本研究は,まず建設物の建設および土木工事による都道府県別CO2排出量を推計するとともに,全国すべての市区町村の建設物の建設によるCO2排出量を推計した。2004 年の市区町村別の建築物の建設時における排出量の推計結果をみると,太平洋ベルト地帯にCO2排出量が多い市区町村が分布していた。また,723 市区の1990 年と2004 年の建築物の建設時におけるCO2排出量を比較したところ,CO2排出量が増加した市区が96(13%),減少した市区が627(87%)であり,減少した市区が増加した市区よりもはるかに多いことが明らかになった。