抄録
セメントや混合材は種類によって特定の色調を有している。色調の類似した材料は多く存在するが、工場や現場などでは材料が限定されるため、色調測定によりセメントの種別の特定や異物混入の有無を判定できると考えられる。そこで本研究では、現場で測定可能な汎用型色差計を製作し、実用性の検討を行った。その結果、普通セメント、中庸熱セメント、高炉セメントB種およびエコセメントの判別を容易に実施することができた。また、普通セメントに異物として添加した高炉スラグや石灰石の5%程度の差異を識別することができた。本装置による測定時間はわずか5分と迅速で、現場での品質管理に有効な手法であると言える。