2022 年 76 巻 1 号 p. 468-476
本研究では、再乳化形粉末樹脂を用いたセメントモルタル(RPCM)の乾燥収縮ひずみに対する影響要因を明らかにするために、40×40×160mm角柱供試体を用いた乾燥収縮試験を行った。ポリマーはポリアクリル酸エステルおよび酢酸ビニル・ベオバ・アクリルの2種類を使用し、ポリマー添加率はセメント質量比で0、5、10%として検討した結果、ポリマーの添加で空気量が増加し、それによって収縮ひずみが増大した。そこで、空気量の影響を考慮した補正値を基に推定式を構築し、RPCMの終局ひずみは、細骨材容積率、水セメント比、ポリマー種類ごとのポリマーセメント比の関数を乗じることでほぼ推定できることを示した。