弾性限度内外の圧縮応力を継続付与したモルタルの塩分浸透特性を調べるために、応力強度比(σc/f’c)=0、0.15、0.35、0.50、0.60の圧縮応力を継続付与したモルタル供試体に対し、見掛けの拡散係数の算出、残留ひずみの計測、内部空隙状況の把握を行った。その結果、圧縮応力を継続付与した場合の拡散係数は、弾性限度付近まで低下しその後は上昇に転じること、弾性限度を超えるとσc/f’c=0.50程度で無付与状態の拡散係数と同程度になることがわかった。弾性限度以降の拡散係数の上昇の要因として、微細ひび割れの発生と細孔直径=100nm~5μmの細孔容積の増加が関係していることがわかった。