セメント・コンクリート論文集
Online ISSN : 2187-3313
Print ISSN : 0916-3182
ISSN-L : 0916-3182
コンクリートの試験・評価
北陸地方のプレテンションⅠ桁橋で確認されたコンクリートの複合劣化とPC鋼より線のすき間腐食に関する検討
野村 昌弘深田 宰史
著者情報
ジャーナル フリー

2026 年 79 巻 1 号 p. 208-216

詳細
抄録

本論文は、石川県白山市の日本海沿岸部にて、50 年間にわたり飛来塩分の影響を受けてきたプレテンションⅠ桁橋からコアを採取し、塩化物イオン濃度分布や、実体顕微鏡、偏光顕微鏡および電子顕微鏡にて岩石学的なアプローチを含めコンクリートの劣化状況を詳細に分析した。その結果、コンクリートには中性化、塩害、アルカリシリカ反応による複合劣化が進行していることや、PC 鋼より線にすき間腐食が進行していることを明らかにした。さらに、コンクリートの複合劣化の関連性を検討するとともに、PC 鋼より線に発生したすき間腐食に関して2、3の考察を行った。

著者関連情報
© 一般社団法人 セメント協会
前の記事 次の記事
feedback
Top