2006 年 2 巻 1 号 p. 135-146
第21回のOECD高生産量化学物質初期評価会議は、2005年10月18日-21日にワシントンDCで開催された。この会議では再審議物質1物質を含む計41物質の初期評価文書について審議され、36物質の初期評価結果および評価結果に基づく措置に関する勧告が合意された。日本政府は2物質、Morpholine, 4-ethyl (CAS: 100-74-3)、2-Propen-1-ol (CAS: 107-18-6) の初期評価文書を提出し、何れも合意された。本稿では、第21回初期評価会議の討議内容の概要を報告する。