大分県理学療法学
Online ISSN : 2434-5431
Print ISSN : 1349-4783
完全内視鏡下心臓手術後のリハビリテーション経過と身体機能の改善度
皆田 渉平今岡 信介安部 優樹宮本 宣秀迫 秀則
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 14 巻 p. 1-6

詳細
抄録

【目的】完全内視鏡下心臓手術後のリハビリテーション経過と身体機能の改善度を明らかにすることである.【対象と方法】対象は2017年4月から2019年12月までの間に当院心臓血管外科に入院し,待機的に完全内視鏡下心臓手術を施行され,心臓リハビリテーションを実施した65歳以上の40名(大動脈弁狭窄症15名,大動脈弁閉鎖不全症10名,僧帽弁狭窄症兼閉鎖不全症10名,僧帽弁閉鎖不全症兼三尖弁閉鎖不全症5名)とした.電子カルテより後方診的に基本情報と術後経過,身体機能の改善度を調査した.【結果】術後歩行開始日数1.0(1.0-1.2)日,ICU在室日数2.0(2.0-2.0)日,在院日数19.5(17.0-22.0)日であった.身体機能として退院時SPPB点数11.0(10.0-12.0)点であった.また,退院時FIMとして合計118.0(110.0-120.5)点,運動項目83.0(76.0-87.0)点,認知項目35.0(35.0-35.0)点であり,自宅復帰率は95%であった.【結語】完全内視鏡下心臓手術後のリハビリテーション経過と身体機能の改善度を調査した.対象者は高齢であったが,術後早期の身体機能改善には効果があったと考える.

著者関連情報
2021 公益社団法人 大分県理学療法士協会
次の記事
feedback
Top