CHEMOTHERAPY
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T-1982の産婦人科領域における臨床応用
舘野 政也舟坂 雅春
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1982 年 30 巻 Supplement3 号 p. 883-889

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抄録
T-1982を産婦人科感染症, 中でも起炎菌の証明の困難な骨盤内感染症を主とした症例に投与し, 次のような結果が得られた。
1) 8例の感染症と思われる症例に使用し, 有効6例であった。
2) 2例の無効例はいずれも子宮頸癌再発の末期癌であった。したがって発熱原因が感染のためばかりではないと考えられる。
3) 自他覚的副作用および本剤によると思われる臨床検査値異常は全く認められなかった。
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© 社団法人日本化学療法学会
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