抄録
2003年6月から2004年1月の閥に当院を受診した耳鼻咽喉科感染癌から検出された臨床分離蔭のうち, coagulase negative Staphylococcus (CNS), Staphylococcus aureus, α-Strviocomus, Streptococcus pmeumoniae, Corynebacterium spp., Branhamella catarrhalis, Haemophilus ittfluenzaeの計7菌種に対するprulifloxacinの薬剤感受性について検討を行った。CNSに対するMIC80およびMICg80はいずれも4.0μg/mlであり, その感受性分布は0.125μg/mlと40μg/mlに二峰性のピークをもつ分布を示していた。S. aureusに対するMICg0およびMIC90はおのおの0.5μg/mlと8.0μg/mlであり, その感受性分布は0.25μg/mlと0.5μg/mlにピークをもつ分布を示していた。α-Streptococcusに対するMIC90およびMIC90はいずれも4.0μg/mlであり, その感受性分布は20μg/mlにピークをもつ分布を示していた。S. pneumoniaeに対するMIC80およびMIC90はいずれも2.0μg/mlであり, その感受性分布は1.0μg/mlと2.0μg/mlにピークをもつ分布を示していた。Corymebacterium spp. に対するMIC90およびMIC90はおのおの8.0μg/mlと32.0μg/mlであり, その感受性分布は0.5μg/mlと320μg/mlに二峰性のピークをもつ分布を示していた。B. catarrhalisに対するMIC90およびMIC90はいずれも0.125μg/mlであり, その感受性分布は0.125μg/mlにピークをもつ分布を示していた。H. influenzaeに対するMIC80およびMIC90はいずれも0.031μg/mlであり, その感受性分布は0.031μg/ml菌に対しては, 最も感受性が良好であったgatmoxacin (GFLX)を除く, cipronoxacin (CPFX), levonoxacin (LVFX) とほぼ同等の感受性を示しており, また, グラム陰性菌に対しては, GFLX, CPFX, LVFXとほぼ同等の感受性を示しており, 耳鼻咽喉科領域の感染症からの検出菌に対しては, ぼ全般的に有効性が期待できるものと考えられた。