抄録
【はじめに】愛知県中山間地域にある町で, 骨密度検診の受診率が低い原因について調査を行った. 【対象および方法】内科住民検診を受けた町民のうち, 20歳以上の女性161名にアンケートを実施した. 骨粗鬆症に対する興味の有無, 検診歴の有無, 検診の認知度についておよび, 検診を受けない場合にはその理由について質問した. 【結果】骨粗鬆症に対して, 81%が興味があると答えた. 検診歴については56%に経験があり, 検診は51%に知られていた. 検診を受診しない理由については“検診の存在を知らない”, “自分は骨粗鬆症でない”, “忙しいから”, “自分は骨粗鬆症ではないと感じているから”という回答が多かった. 【結論】骨粗鬆症という疾患に対する興味の高さはうかがえた. 検診を受けない理由は行政側のアピール不足, 骨粗鬆症に対する誤った認識によるものであった. また同時に, FRAXTMなどを用いた簡易な検診方法も必要であると考えられた.