抄録
渓流内の倒流木を除去した三重県内の渓流区間56 カ所において,除去から1,212~2,333 日後にみられた倒流木
(長さ1m 以上かつ直径10cm 以上)の直径,長さ,腐朽度,根株の有無などの特徴を調査した。流木の腐朽度
は倒木よりも高かった。平均直径は倒木と流木でほとんど差異がみられなかったが,平均長さ,最大長さは倒木
よりも流木で短くなった。大半の流木の長さは流路幅よりも短く,流木の発生・移動を流路幅が規定しており,
倒木は長期間かけて腐朽作用により小片化して流木化するものが多いと考えられた。