ケモインフォマティクス討論会予稿集
第28回情報化学討論会 大阪
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ポスター発表
量子化学計算によるフェニルアラニンおよびそのコバルト(III)錯体の配座解析
*田浦 俊明板倉 央府
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p. JP21

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抄録

いくつかのアミノ酸には回転異性体が存在し、その機能を解析する場合、この回転異性体の割合について情報が必要になる。従来は、IRやNMRなどの分析機器をもちいてスペクトルを測定し、その解析から回転異性体の存在比をもとめていた。今回、そのようなアミノ酸のひとつであるフェニルアラニンについて陽イオン、陰イオン、両性イオン、コバルト(III)錯イオンの構造をMP2とDFT計算で最適化し、各回転異性体の安定性とNMRから得られている存在比の結果を比較検討した。

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© 2005 日本化学会
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