ケモインフォマティクス討論会予稿集
第33回情報化学討論会 徳島
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ポスター発表
ハートリーフォック法と密度汎関数法のポテンシャル面 - 水素分子の場合 -
*長嶋 雲兵
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キーワード: H2, H2+, H2-, Potential surface, Hartree-Fock, B3LYP.
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p. JP15

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抄録
密度汎関数法(B3LYP法)によって得られた水素分子の中性およびカチオン、アニオンのポテンシャル面をハートリーフォック(HF)法のそれと比較した。用いた基底関数は6-311G**である。B3LYPのポテンシャル面は、中性の場合、HF法のそれと定性的に同じであった。カチオンおよびアニオンの場合、平衡点近傍を除くと、B3LYPのポテンシャル面はHF法のそれとは大きく異なり、核間距離が3Å以上の所では正しい描像を与えず、期待される解離極限に到達しないことが判った。
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© 2010 日本化学会
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